一般社団法人 日本ボランタリーチェーン協会

ボランタリーチェーン(VC)とは?

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VCの多様な発展

1.我が国のボランタリーチェーンは、一律ではない多様な発展をしています。

2.独立事業者の協業組織であるボランタリーチェーンは、加盟店の経営資源、加盟店の競争環境、中間流通の仕組み、関係する流通技術によって戦略展開の方向が異なります。またそれらの変化に応じて、戦略展開の方向も変わります。ボランタリーチェーンがそれぞれの状況や変化にマッチする戦略を選択したことで、多様な発展形態が生まれていると言うことができます。

3.チェーン本部の基本機能は、商品供給とリテールサポート(店舗支援)ですが、それぞれ次のような活動として整理できます。

  1. 商品供給機能

    商品開発:プライベートブランドなど独自商品の企画開発
    商品仕入:ナショナルブランド商品等の調達・仕入
    物流:サプライヤーから店舗までの輸配送・在庫管理

  2. リテールサポート機能

    販売促進:販促企画の立案と実行支援
    人材教育:加盟店の教育
    情報システム(IT)支援:POSシステム等の導入支援

4.ボランタリーチェーンの多様な発展形態に応じて、チェーン本部の機能のあり方も分化しています。

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5.ボランタリーチェーンには、総合機能型チェーン本部と得意な機能のみ提供する限定機能型チェーン本部があります。

  1. 総合機能型チェーン本部

    商品供給(商品開発・商品仕入・物流)とリテールサポート(IT支援、人材教育、販売促進)の機能をすべて提供するチェーン本部です。

  2. 限定機能型チェーン本部

    得意な機能のみ提供するチェーン本部で、商品供給において、開発が中心か、仕入中心か、物流を内部で行うか、外部に委託するか、IT支援を行うかなどで下図の4つのパターンに大別できます。

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