『VCの経営においては、加盟店の繁栄のために、本部および加盟店による積極的な共同活動(チェーンシステムのもとでの一体化された活動)が必要とされる』
VCの目的は、同志加盟店の繁栄を組織力発揮で達成することにあります。
そのためには、本部による加盟店への的確な支援・指導と、これに対する加盟店の積極的な協力という相補的な共同活動が必要です。
『VCは、チェーン本部の強力な支援・指導のもとに結合システムの経済的利益を追求する組織である』
加盟店のなかには、「本部が儲けていて、加盟店に金銭的利益を還元しない」という声もあります。
しかし、本部は、本部人材の確保・育成や物流システム・情報システム等の強化に利益を再投資し、利益はその結果である加盟店繁栄として還元されるのです。
この戦略的投資を行うためには、本部自体が利益を生み出さなければできません。
これこそが加盟店にとっての大切な利益還元となるのです。
『各加盟店の商圏を尊重し、加盟店同士の過度な競合をできる限り調整する』
VC活動のなかで、各加盟店の商圏を尊重することは当然です。
しかし、このことは商圏内における加盟店同士の有効な競争を否定しているものではありません。
加盟店同士の過度な競合を調整した上での有効な競争は、加盟店の活性化をもたらし、VCのシェア拡大につながり、チェーンの競争力も増すからです。
これまで「非競合の原則」から、加盟店同士の有効な競争まで否定するかのように捉えられてきました。
VCは、一部のFCと異なり、加盟店に独占的販売権を提供するものではありません。
むしろ、有効な競争は、経営努力による加盟店同士の活性化につながると理解すべきです。
『地域顧客の満足をより高めて、地域社会とともに生きることによってのみ永続的繁栄が可能になる』
顧客の満足を高めることがVCの組織戦略です。
地域社会に貢献するという原則は、VC加盟店の経営は、地域のお客さまのためにある店(「店・客共栄」)ということです。
加盟店はその店の立地している地域のお客さまと同じ地域住民です。
店は地域社会に欠かすことのできない施設でなければなりません。
地域社会に真の意味で貢献していくには、同じ住民・市民として住民からの信頼と支持を受ける必要があります。
永続的繁栄のためには、商業者である前に良識ある地域住民であることが大切です。